ワード 行間ってなに!?


ポイントワード6

ワードの文章を、自分の思い通りに1ページで収めるテクニック

行間の説明をしていたら、今度は教室に通われている
別の生徒さんから質問されました。

生徒さん、「先生~、そもそも行間って何?」

私、「そうだよね~、文字のサイズを変えると
勝手に行の間隔が変わっちゃうんだもん。
気になるよね~~。」

生徒さん、「うん、すっごい気になる!!」

私、「気になることは、すごくいいことですよ。
では、気になることはすっきりさせちゃいましょうね(*^_^*)」

生徒さん、「はい♪」

私、「実はワードは行間を『行グリッド線』で管理されているんです。」

生徒さん、「行グリッド線??」

私、「そう、『行グリッド線』とは便箋の横線のようなもので、
1行分の間隔を超える文字サイズが入力されると、
次のグリッド線に合わせようと自動的に調節されてしまうんです。」

生徒さん、「はぁ~・・・(-_-;)」

私、「大丈夫! 実際にやってみるとわかりやすいから、
一度『グリッド線』を表示して見ましょう♪

(2003の場合) 「表示」メニューの「グリッド線」を選択してください。
(2007・2010の場合) 「表示」タブの「表示/非表示」グループで
「グリッド線」チェックボックスをオンにしてください。」

生徒さん、「うわっ! びっくり!! 線が表示された~。」

私、「そうですね。教室ではいつもグリッド線を表示させていないからね。
それでは簡単な文字をちょっと入力してみましょう。」

生徒さん、「入力できました(*^_^*)」

私、「今、文字サイズは10.5ポイントの状態で、
2本のグリッド線のあいだに文字が収まっているでしょ。」

 fonto10.5pt

生徒さん、「本当だ~。」

私、「では、文字サイズ12ポイントにしてみましょ。
まだ2本のグリッド線のあいだに収まっているでしょ。」

フォント12pt

生徒さん、「はい、さっきと変わりません。」

私、「では次に、文字サイズ14ポイントにしてみましょ。
2本のグリッド線のあいだには収まり切らなくなっちゃって、
3本のグリッド線の上下中央に配置されたでしょ。
このとき、行間が大きく広がってしまうんです。」

フォント14pt

生徒さん、「あっ! 本当だ\(◎o◎)/!」

私、「では思い切って文字サイズ28ポイントにしてみましょ。
3本のグリッド線のあいだには収まり切らなくなっちゃって、
4本のグリッド線の上下中央に配置されたでしょ。
文字サイズを14ポイントにしたときと同様、
このときも行間が大きく広がってしまうんです。」

 フォント28pt

生徒さん、「うわっ! 本当だ。ビックリ(@_@;)」

私、「実は、前回お話しをした
『1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる』
のチェックをはずした方法は、『グリッド線』で強引に合わせられることが
なくなるから、広がりすぎず文字に合わせた行間にしてくれるの。」

生徒さん、「へ~~、パソコンって賢いね。」

私、「それともう一つ行間について大切なことがあるのよ。」

生徒さん、「大切なこと?」

私、「そう、実はね、『行間』って聞くと『行と行の間の間隔』
って思ってしまわない?」

行間とは1

生徒さん、「えっ!? 違うの??」

私、「違うのよ。ワードでは、正確には行の上辺から
次の行の上辺までの間隔のことを言うの。」

生徒さん、「・・・・・。」

私、「わかりやすく言うと、“文字+上下の余白”で1行になるの。
だから、行の余白上から次の行の余白上までが『行間』って言うこと。」

 行間とは2

生徒さん、「へ~~~~(~_~;)
ワードって、奥が深いんですね。」

今回のように、行間の理屈を知っていると、
文字サイズを大きくしたら行間が必要以上に広がり、
びっくりするようなことはないのではないでしょうか。

行間の意味を知らない人って、わりと多いんです。
ほとんどの人が、行と行の間の間隔と思っているんです。

行間の意味をちょっと知っていると、
ワードの文章を、自分の思い通りに1ページで収める
ことができるようになるんです。

オウレットでは、あなたの不思議に思ったこと、
興味を持ったことに対して、一緒に考えてちょっとでも
自分の思い通りにワードの文章を作成するお手伝いを
していきたいと思っています♪

オウレット こころとむきあうパソコン教室通心

rain

静岡県袋井市の北部下山梨にあるオウレットパソコンスクール
あなたのこころとむきあうパソコンインストラクター
伊藤京子がお伝えしました。

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