学び方を学ぶにはファシリテーターは重要な役目です


2017研修2

4月初旬から中旬にかけての2日間、地元企業様の新入社員IT研修を行いました。
勿論「自学力を高める」研修です。

この2日は、研修の感想としては不謹慎かもしれませんが、
めちゃくちゃ楽しかったです。

その楽しいの中身は、たくさんの気づきや発見の連続で
わくわくどきどきがいっぱいでした。

準備は通常授業の空き時間を使って20日間ほどかかり、
こちらはとてもたいへんでした。

研修は昨年に続いて2回目の実施です。

依頼企業様の最低限のご要望は取り入れながらも、
自ら学ぶtoiee講座体系を取り入れての研修でした。

1日目はエクセル基礎研修、2日目はパワーポイント研修です。

新入社員10人の予定が1人急病で9人で実施、
1日目は3人、3人、2人、2人の4グループでのワークショップ予定を、
3人、2人、2人、2人の4グループで実施。

2日目は1日目と同じ4グループと3グループの2案を用意し、
結果参加者9人となりましたので3人の3グループで実施しました。

昨年の1回目学び方を学ぶ講座同様、初日は何を教え込まれるんだろうかと
不安そうに新入社員の皆さん来校しましたが、
Good & Newのカリキュラム後からは雰囲気に慣れて
明るく元気に講座に取り組み始めました。

一見役に立たないように思えたアイデアだしも、
実際に課題に取り組みだすと、なるほどそうだったんだと
理解してくれたように思えました。

昨年の研修は自分たちの教室運営経験にtoieeのビデオと
先輩ファシリテーターさんの意見を取り入れて講座を行いました。

今年は大阪での3日間のTHELIVE研修体験の熱い思いを主に、
昨年の良かった点、改善点そしてパートナー教材を参考に講座設計を行いました。

依頼企業様から指示されたエクセル基礎を、
ティーチングをできるだけ減らしラーニング主体にするために、
入力作業の基本となる売上データから出来上がり結果をイメージしてもらい、

答えは教えずステップごとに必要に応じてヒントをさりげなく出す、
そして実際にエクセルで作り上げ発表する、
途中何度もフィードバックをしながら。

2日目のパワーポイントも同様で、機能探求・Yes Because  And
等々既に在る講座を参考に講座カリキュラムを造りました。

研修終了後感想も書いてくれました、

先生と生徒の一般講座の授業だと思ったけど、
今回の講座は楽しく学べたのと同時に、学習を意識したことで、
今までにない自分を出すことができた

IT関連でない仕事に就くときでも、今日の学びを生かせそうな気がした

といった感想が嬉しかったです。

講座設計で予想した内容とはまるで違う新入社員の皆さんの
発想に驚かされたと同時に、様々な発想を目の当たりにして、
自分たちが多くの学びを得ることができた2日間でした。

詳細な講座設計そしてタイムスケジュール、
終わってみるとまったくと言っていいほど予定通りに行きませんでした。

ファシリテーター2名で研修に臨みましたが、実質1名で運営、
1名はタイムキーパーとして講座の時間の流れを主導しました。

タイムキーパー、不要とも思われがちですがファシリテーターとの連携が本当に大切で、
尚且つ臨機応変な現場を見ての時間の微調整が必要です。

人数にもよりますが、スムーズな講座運営にはファシリテーターが
二人必要だと強く感じました。

ちなみに当教室では二人目のファシリテーターを
「パシリテーター」と呼んでいます。
タイムキーパー兼雑用担当です。

*toiee Lab(トイラボ)
大阪にある学習研究所。

人が本来持っている「学習メカニズム」を使えば、もっと世界は良くなる!と確信して、
あらゆる教育を面白くすることを目標に、日々、奮闘する若いメンバーのチームからなる会社。

この会社の学習理論、研究成果を自社の授業やセミナー、講座に活用して
生徒さん研修依頼先の社員の学ぶ力の向上に力を注いでいる。

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