教室に通われている生徒さんからの質問です。
その生徒さんは、図形の勉強をしていました。
生徒さん、「あれ?あれれ? できない・・・(-_-;)」
なにやら困っている様子です。
それでもしばらくは、悪戦苦闘しながら頑張っていたのですが、
ついに「先生~~!! どうしてもできないんだけど(*_*)」
と、お呼びがかかりました。
私、「どうしました?どこができないのかしらね。」
と、尋ねました。
生徒さん、「ぜんぜんわからん。」
オウレットでは、ここで生徒さんが何を困っているかわかっても、
答えを教えることはありません。
なぜならば、答えを教えてしまうと、
毎回同じところができなくなってしまうからです。
私、「ここで何がわからないのですか?」
と、まず困っていることを確認します。
生徒さん、「この図形が選べれなくなっちゃった(*_*)」
私、「では、この図形は何の設定をしましたか?」
生徒さん、「確か、背面の設定をしました。」
そうなんです。
図形の選択で、図形を背面に設定して文字の後ろに配置をし、
そのあと、図形の選択を解除してしまうと
再度図形を選択しようとしても、選択できなくなってしまうんです。
私、「図形の設定を背面にしてしまうと、
窓ガラスの向こう側に図形があるような状態になってしまうから
図形を選択することができなくなってしまいましたよね。」
生徒さん、「・・・・・」
私、「ではこんなとき、とっても便利な機能があったのを
覚えていますか?」
生徒さん、「忘れた(-_-;)」
私、「実は、イラストや図形のことを『オブジェクト』といいます。
その『オブジェクト』を選択するための、
魔法のボタンがあったはずなんですが・・・。
(2003の場合) 図形のことだから、図形描画ツールバーの中にありませんかね。
(2007・2010の場合) ホームタブの中にありませんかね。」
と、ヒントを言ってみます。
すると生徒さんは、一生懸命探してくれます。
生徒さん、「あった!! この白い矢印ボタンだ!!」
私、「ピンポーン♪ 正解です。」
そのボタンを使って、無事図形を選択することができました。
実は、ここで気をつけてほしいことがあります。
オブジェクトの選択ボタンを使って、
図形を選択し、何らかの操作をしたあとは
必ず、オブジェクトの選択ボタンを解除しておいてほしいのです。
なぜならばこのボタンは、図形が文字の背面になっていて
選択できない特別な状況のときに使っているので、
そのままオブジェクトの選択ボタンが設定されている状態だと、
文字を入力したくても、カーソルを選択することが
できなくなってしまうんです。
わからないことがあると、すぐ答えを教えてほしくなることがあります。
でもそれではいつまでたっても覚えることはできません。
「ここがわかりません。」
「はい、これはこうよ。」
と答えを言ってしまうのは、とても簡単です。
でもどうしてそのボタンを使うのか。
どうしてその設定をするのかを理解しないと
何度でも聞いてしまい、そのうち
「あぁ~・・・、私ってやっぱりダメなんだ・・・(-_-;)」
と思ってしまうのです。
そう思ってしまうと、今度はイヤになってしまいます。
でも少しでも、「あぁ~、なるほどね。」
と思えたら、次もちょっと頑張ってみようかな♪
と思ってもらえるのではないでしょうか。
オウレットでは、あなたの困ったに
一緒に向き合っていくので、安心してください♪
オウレット こころとむきあうパソコン教室通心
静岡県袋井市の北部下山梨にあるオウレットパソコンスクール
あなたのこころとむきあうパソコンインストラクター
伊藤京子がお伝えしました。