ワード 固定値と最小値って!?


 ポイントワード7

ワードの文章を、自分の思い通りに1ページで収めるテクニック

行間の詳しい説明をしていたら、教室に通われている生徒さんたち
なにやらワクワク・ドキドキしてきたようです。

生徒さん、「先生~、なんだかちょっと難しいけどさ
もうちょっと聞いてもいい?」

私、「もちろんいいですよ~(*^_^*)
何を聞きたいんですか?」

生徒さん、「うん、覚えれるかどうかわからんだけどさ、
でも一緒にやりながらだったら、ちょっとはわかるかなって思って。」

私、「え~~、どんなことかな(*^_^*)
あんまり難しいこと聞いちゃいかんに。」

生徒さん、「先生なら難しくないことだから大丈夫だよ。」

よく生徒さんの中に、先生なら難しくないよと言うんですが、
本人は気が付いていないけど、結構上級編の質問をされる人がいるんです(~_~;)

生徒さん、「実はね、この『段落ダイアログボックス』の中に、
『行間』っていうメニューがあって、その中に『最小値』『固定値』
っていうのがあるんだけど、これってどういう意味?
何が違うの??」

とりあえず、ちゃんと答えられる質問でホッとしました。

私、「あぁ~、おもしろいところに気が付いたね。」

生徒さん、「そぉ~(*^_^*)」

私、「実は行間の設定をする際、『最小値』や『固定値』を使うと
行間をpt(ポイント)単位の数値で設定できるの。」

生徒さん、「pt(ポイント)単位??」

私、「どんな風にできるか、実際にやってみて確認してみましょ♪
それではさっきと同じ文字でいいから改行して、
3行入力してみましょうか。もちろんコピーしてもいいからね。」

生徒さん、「はぁい(*^_^*) コピーできました。」

私、「ではその文字全部を選択し、フォントサイズを14ptにしてみましょう。
フォントサイズを14ptにできたら、3行とも選択してある状態で
行の間隔を変更していきます。

(2003の場合) 「書式」メニューの「段落」を選択してください。
(2007・2010の場合) ホームタブの「段落」グループの右下のアイコン
(矢印のような形)をクリックしてください。」

生徒さん、「はい。ダイアログボックスが出てきました♪」

私、「そう、『段落』ダイアログボックスでしたね。
その中真ん中あたりに『行間』というボックスがあると思うけど・・・。」

生徒さん、「はい、見つけました!!」

私、「右側にある下向きの三角をクリックすると、
一覧から、『固定値』があると思うけど、それを選んでみて。」

生徒さん、「はい、選びました!!」

私、「ではその右側の、『間隔』で『10pt』にして
OKボタンをクリックしてみて。」

固定値1

生徒さん、「うわっ!? 文字が切れちゃいました(@_@)」

私、「固定値を設定すると、フォントサイズを大きくしても
小さくしても指定した行間サイズが固定されちゃうんです。
だから今回のように、指定した行間よりも
フォントの方が大きいと、文字が切れちゃうの。」

生徒さん、「へ~~・・・、そうなんだ。」

私、「では今度は、『最小値』を選んで、『間隔』を『10pt』にし、
OKボタンをクリックしてみて。」

最小値1

生徒さん、「あれ!? 何も変わりません。」

私、「そうねぇ~、じゃぁもう一度ダイアログボックスを開いて、
『1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる』
のチェックをはずしてOKボタンをクリックしてみて。」

 最小値2

生徒さん、「うわ~!! 縮まった(@_@)
エッ!? でも何で??」

私、「実はね、『固定値』はグリッド線に関係なく、
フォントサイズより大きくても小さくても
行間を絶対にその数値にしますよぉ~みたいに
ちゃんと固定されちゃうんだよね。」

生徒さん、「そうそう、だから文字が切れちゃったんだよね。」

私、「そう、でもね、『最小値』は最低何ptにしようね、
という最低ラインを設定しちゃうんです。
だから今回フォントサイズより小さいサイズを設定したけど、
文字が切れちゃうことがなかったのよ。」

生徒さん、「へ~~、そうなんだ。
でも最初のときはぜんぜん変わらなかったけど、
『1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる』
のチェックをはずしたら、縮んだのはなぜ?」

私、「それはね、『最小値』はグリッド線に関係しているから
『1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる』
のチェックが入ったままだと、いくら『最小値』を選択しても、
1ページあたりの行数によって自動的に設定された行間(グリッド線)
のほうが優先されてしまうの。」

 生徒さん、「ふ~~ん、行間って結構複雑なのね。
でも今までって、何も考えずにその機能を使わなかったけど、
今度はちゃ~んとわかってから、使うか使わないか決めれるね。」

私、「そうなのよね。そこが大事なのよ!!
知ってて使わないのと、知らなくて使わないのでは
ぜんぜん意味が違うからね。」

生徒さん、「ほんと、そう思う(*^_^*)
ところで先生、結局行間の設定をする時って、
どれが一番いいの?」

私、「そうねぇ~・・・、どれが一番ってことはないんだけど、
考え方の参考としてでよければ・・・。」

生徒さん、「うん、それでいいから教えて(^o^)/」

私、「例えば、簡単に行間を縮めたい! って思ったら、
『1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる』
のチェックをはずす方法が一番簡単かな。

でも、自分好みの行間にしたいなぁ~って思うのなら
『固定値』の設定で、その時のフォントサイズ+3~5pt
ぐらいの設定にするのがいいかな?」

固定値2

生徒さん、「どうして3~5ptなの?」

私、「深い意味はないんだけど、やっぱり行と行の間って
ちょっとは隙間が開いているほうがいいでしょ。」

生徒さん、「確かに・・・(~_~;)」

今回は行間のことでしたが、ちゃんとそのことを
知っていて使わないのと、知らなくて使わないのでは
ぜんぜん意味が違います。

これ難しそうだからや~めた!! としてしまうのは簡単です。

でも、ほんのちょっと興味を持つだけで、今まで知らなかったことと
出会えることができるんです。

オウレットでは、せっかくのチャンスを一緒につかむお手伝いを
ドンドンしていきたいと思っています♪

rain

オウレット こころとむきあうパソコン教室通心

rain

静岡県袋井市の北部下山梨にあるオウレットパソコンスクール
あなたのこころとむきあうパソコンインストラクター
伊藤京子がお伝えしました。

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